09.6.11 日光植物園


ナツノハナワラビ (夏の花蕨)

 

 

ハナヤスリ科ハナワラビ属

学名  Botrychium verginianum

原産地 北海道〜九州、北半球の温帯〜暖帯、中南米

多年性シダ類


 日本では北海道から九州にかけての山地の林床に生える

多年性のシダ類。根茎は短く多肉質。葉は栄養葉と胞子葉が

異なる形でつけるのが特徴である。その胞子葉が花をつけて

いるように見えるのでハナワラビの名がある。本種は近縁の

フユノハナワラビが冬に胞子葉を出すのに比べ、夏期に

胞子葉をつけることから、ナツノハナワラビの名がある。

観賞用として栽培されることもあるが、中国では漢方薬と

して栽培されることもあるという。