03.3.18 小石川植物園

06.3.29 小石川植物園


ナズナ (薺)

     

  

  

別名 ペンペングサ

アブラナ科ナズナ属 

学名 Capsella bursa-pastoris

原産地 北半球

一年草


春の七草の1つとして有名。 和名のナズナは撫菜(なでな)から転訛したとも、朝鮮の古語のナジ菜から

来たとも説は多い。 別名のペンペングサは、花後の実を三味線のバチに見立ててである。

ペンペングサのほうが通りが良いのは、子供に親しまれた名前だからだろう。

よく、「ペンペングサも生えない」とは非常に荒れた大地を指す言葉に使われるが、それくらいどこにでも

普通に生える。 実際、北半球に広く分布し、都会でも多く見られる。

葉は刻んで粥にして食べたり、あえもの、油炒めにしても食べられるという。

花が咲いたころの全草を、高血圧、便秘などの薬用にも使う。 

現在では、実用的というより、春の到来を告げる昔ながらの牧歌的風景を楽しむ草として親しまれている。