14.2.19 東京ドーム
ニオイエビネ (匂海老根)
ラン科エビネ属
学名 Calanthe izuinsularis
原産地 伊豆諸島
多年草
伊豆諸島の常緑樹林内に生える野生ランの一種。
その名の通り、強い香りがあるのが特徴で、現地ではその
香りで存在がわかるほどだという。エビネの仲間で香りがある
のは本種のみなので、様々な交配につかわれ、香りの導入に
重宝されている。花色も独特で、紫色や青系の発色に優れ、
その色あいも人気である。しかし現地では蚕の飼育にその
香りが邪魔であると駆除されたり、園芸目的で採取される
こともあり、絶滅が心配されている。しかも他のエビネとも
交雑しやすい性質で、純粋なニオイエビネが少なくなってきて
いるという。