09.3.3 沖縄県 名護市
08.10.16 大阪府
ノアサガオ (野朝顔)
別名 リュウキュウアサガオ、イリオモテアサガオ、シュッコンアサガオ
ヒルガオ科サツマイモ属
学名 Ipomoea indica
原産地 本州(紀伊半島・伊豆七島)〜琉球、小笠原、東南アジア、オーストラリア
つる性多年草
日本では紀伊半島から南の地方に自生するアサガオの仲間。
園芸種のアサガオにとてもよく似ているが、多年草化する所と、葉が切れこま
ない点が違っている。花は早朝に咲き、日中にはしぼむ。沖縄では市街地でも
よく見られる植物である。
最近、この種の突然変異より作られたという園芸品種が流通してきている。
園芸品種は生育力が強く、一年でかなりの大株になり、花も初夏から
秋まで咲き続ける。花の性質も朝早くから咲き始め日中も咲き続けている。
「オーシャンブルー」「サファイアブルー」「クリスタルブルー」
「ケープタウンブルー」など様々な名前で流通している。写真下のものが
園芸品種で青みが強い美しい花である。基本的に暖地の植物なので
寒さに弱いが、最近の都市温暖化のせいか、東京などでも多年草化するように
なってきている。つる性で繁殖力が強いので、今後は壁面緑化などで普及しそう
である。原種のノアサガオは黒色の種子をつけるが、園芸品種は種子をつけない。