11.5.31 北大植物園


ノビネチドリ (延根千鳥)   

     

     

ラン科テガタチドリ属 

学名 Gymnadenia camtchatica

原産地 北海道、本州(中部地方以北)、四国、九州、東北アジア

多年草


山地の湿原や草地に生える多年草。

花時は鮮やかな紅紫色の花を穂状に咲かせるので、目立つ。

和名の由来は、根が棒状にのびるからだろうと思われる。

同じような仲間にテガタチドリ(conopsea)というのがあるが、

そちらも根が手の形をしているのでテガタチドリの名がある。

日当たりのいい山道の脇などに生えていることが多いという。

やや大型で見栄えのする野生ランなので、観賞用に栽培されそうだが、

冷涼地を好むランなので、東京などでは暑過ぎて栽培できない。