07.5.9 東京都薬用植物園
ニュウコウジュ (乳香樹)
カンラン科ニュウコウ属
学名 Boswellia carteii
原産地 アラビア半島〜トルコ
常緑低木
アラビア半島からトルコにかけて自生する常緑低木。葉は奇数羽状複葉になる。
古代オリエント、エジプトでは有名な樹木で、その樹液を「乳香」と言い香料と
して知られる。乳香という名は、樹液が垂れる様子を乳に見立てて名付けられた。
イエス・キリスト生誕の時に東方の三賢者が捧げたのが、黄金、乳香、没薬と
されている。薫香として用いるもので、その香りは神に捧げられるものとされて
いるという。