04.7.19 陣馬山
09.7.9 神代植物園
オイランソウ (花魁草)
別名 フロックス、シュッコンフロックス、クサキョウチクトウ
ハナシノブ科クサキョウチクトウ属
学名 Phlox paniculata
原産地 北アメリカ東部
多年草
花の美しい丈夫な宿根草で、よく栽培されている。夏の暑さにも
負けず咲くのが好まれる。図鑑には単にフロックスとあったが、
フロックスには這い性のマキュラータ(maculata)や、ナデシコの
ような切れ込んだ花弁をもつ一年草のキキョウナデシコ(drummondii)
なども含まれるため、わけるためにオイランソウの名を採用した。
本来の和名はクサキョウチクトウ(草夾竹桃)らしいが、一般的では
なくなってしまっている。渡来は不明とされているが、昭和初期には
一般に広く栽培されていたというから、少なくとも大正初期には渡来
していたのだろうと思われる。北アメリカ原産だが、改良はアメリカで
なく、ヨーロッパで行われた。フランスで始まった改良は、その後ドイツ、
オランダで改良を重ね、今日のような色鮮やかで背もそれほど高くない
品種群ができあがった。日本では最近また人気があがってきたようで、
よく見かけるようになった。夏のぎらぎらした日差しに鮮やかすぎる
花色は、時にハレーションを起こし、暑さを倍増させるようである。
デジカメのCCDも色飛びをおこすほどの色である。