12.11.3 筑波実験植物園


オモト ‘力和 (りきわ)’

 

 

キジカクシ科(クサスギカズラ科)オモト属

学名  Rohdea japonica cv. Hato

原産地 栽培種

多年草


 古典園芸植物として知られているオモトの品種の一つ。

江戸時代には多くの品種がうまれ、観賞用として親しまれた。

本品種は小型の品種で、葉の芸が多才なのが特徴的である。

葉の質は厚く、表面には雅糸竜と呼ばれる隆起が多く入り

両側から折り畳むような熨斗葉も見られる。羅紗系の品種

として人気のあるものだという。力和という品種名は

作出者の杉山力蔵氏と、岡田和吉氏の名前からそれぞれ

1文字づつをあわせて名付けられたという。