14.8.6 北大植物園

14.8.6 北大植物園


オオバシダソテツ (大葉羊歯蘇鉄)

   

スタンゲリア科スタンゲリア属 

学名 Stangeria eriopus

原産地 アフリカ南部

常緑低木


 スタンゲリア科は聞きなれない科であるが、スタンゲリア属とボウェニア属の2属3種からなる

珍しい科で、南アフリカとオーストラリアに分布している。

当初ソテツ科となっていたが、手持ちの図鑑では1959年にジョンソン博士(L. johnson)によって、

独立した科に認定されたらしい。しかし、スタンゲリア属とボウェニア属とは類縁が無いらしく、

されにそれぞれ独立した科にすべきだという説もあるという。

本種は和名が「オオバシダソテツ」となっていて、いっけんしたところシダにように見える。

現に最初はシダ植物として分類されていたらしい。後にソテツのような球花が発見され、ソテツの仲間だと

いうことが判明した。シダとソテツの合の子のような姿のため、以前はスタンゲリア・パラドクサ

(S. paradoxa)という名前がついていたらしい。雌雄異株である。