07.4.14 神代植物園


エビネ ‘織姫(おりひめ)’

 

 

ラン科エビネ属

学名  Calanthe cv. Orihime

原産地 栽培種

多年草


 エビネは日本産の地生ランで、花が美しいことから栽培されて

いるが、近年また新しいブームが始まり、園芸品種が多く作出されて

いる。本種はその中でも「銘花」と呼ばれるほどの優れた品種で、

昭和52年に鹿児島で発表されたというが、未だその人気は衰えていない。

今となってはそれほど大きな花でもなく花形も驚くものではないが、

肉厚の花被片は濃い赤紫色に染まり、なんとも言えない美しい発色を

している。エビネにブームを起こしたきっかけになった品種といっても

うなづける。