04.11.24 皇居東御苑
07.9.29 都立木場公園
オリーブ
モクセイ科オリーブ属
学名 Olea europaea
原産地 中近東
常緑小高木
地中海地方では古代より栽培されてきた樹木。果実に油分を多く含み、
オリーブ油の原料としてヨーロッパでは欠くことのできない食材になっている。
オリーブは木全体に白い粉がかかったような色をしており、葉の裏は特に白い。
日本にはあまりない木の特徴であるので、容易に見分けができる。花は
ギンモクセイのような白い小花で芳香がある。日本へは文久年間(1861〜1864年)
に渡来している。日本では小豆島での栽培が有名である。
オリーブは旧約聖書にも出てくる。ノアは神の言葉をうけ、洪水に備え方舟を
作った。やがて大洪水が起こり世界が水没した後、ノアはアララト山の上にたどり
ついた。そこで地上が現れたかどうかハトを放ったところオリーブの枝をくわえて
もどってきたので、ノアは水が引いたことを知ったという。オリーブは平和の象徴
として、現在の国際連合のマークとなっている。