06.10.3 小石川植物園
オシロイバナ (白粉花)
オシロイバナ科オシロイバナ属
学名 Mirabilis jalapa
原産地 熱帯アメリカ
多年草
熱帯アメリカ原産の植物で、日本でも古くから園芸植物として
親しまれている。かつての子供の遊び道具の一つで、種子の中にある白い粉を
白粉のようにして使った。種子は大きめで黒く、表面にでこぼこがあり、俵か
レモンのような変わった形をしている。花色は紅紫色のほか、紅、黄、ピンク、白
などがあり、絞り模様や咲き分けなどの変化も見られる。花は夕方から咲き始め、
わずかだが香りがある。蒸し暑い夏の夕方を飾る花である。
丈夫な性質で、病虫害もほとんどない植物なので、誰にでも栽培しやすい。
通常は春まきの一年草として扱うが、暖地では越冬して多年草化する。
東京でも最近の温暖化で、多年草化するオシロイバナが増えていて、あちこちで、
大株に育ったものを見るようになった。