03.5.2 千葉県 清水公園


パンジー      

別名 ビオラ、サンシキスミレ、ユウチョウカ、ジンメンソウ、コチョウソウ

スミレ科スミレ属 

学名 Viola x wittrockiana

原産地 栽培種

一年草


冬から春への花壇を彩る花のなかでも、最も多く用いられる花のひとつがこのパンジーであろう。

その姿は花壇のどこでも見られ、最も一般的風景であり、これからも花壇の主役の座はゆらぎそうにない。

鮮やかな花色。 次々咲き続けるスタミナ。 大輪から小輪まで、花色も様々のバリエーション。

どれをとっても優秀な花壇植物である。 そのもとの原種はヨーロッパに普通にはえる野生のスミレである

ビオラ・トリカラー(V. tricolor)である。 それに5種類ほどの原種がかけあわされ、今日のような

豊富な品種群ができあがった。

花径が6cmにもなる巨大輪があいかわらず人気だが、最近では小輪多花性のものが人気が出てきている。

小輪の系統をパンジーと区別してビオラと呼ぶことがあるが、まったく同じ種である。

それに加え、宿根性ビオラという多年草化する品種も出てきた。 一年草で終わらず、毎年株を大きくして

咲く多年草化は大きな魅力である。 まだ若干暑さには弱いようだが、将来性はあると思う。

パンジーは赤、黄色、白、紫、そして驚くことに黒、と無い花色は無いのではと思うほど豊富である。

しかし残念ながら、ヒマラヤの青いケシのような、赤みの抜けた完全な青は出ていないようである。

それがあれば、さらに人気が出るだろうと思われる。