東南アジアのマレー半島からボルネオ島にかけての地域に自生しているという

ランの仲間。樹上に暮らす着生植物である。園芸植物として知られるコチョウラン

の仲間でもある。本種は幅広の大きな厚手の葉をもち、肥大したバルブをもたない。

株元から花茎を出して、縁がごく淡い緑色にそまった白色の花を咲かせる。花の中心

部分は鮮やかな紅紫色の発色がある。近縁のビオラケア種と非常によく似ていて

素人目には判断できないほどである。花にはレモンのような芳香があるという。