16.11.17 京都府立植物園

03.05.13  東京都薬用植物園


ヒマラヤトキワサンザシ

      

 

別名 ピラカンサ、カザンデマリ、インドトキワサンザシ

バラ科トキワサンザシ属 

学名 Pyracantha crenulata

原産地 ヒマラヤ地方

常緑低木


よく使われる「ピラカンサ」という名はピラカンサ類の総称で、特定の1種類の名ではないということは

あまり知られていないかもしれない。日本でピラカンサといわれているものは、タチバナモドキ(P. angustifolia)、

トキワサンザシ(P. coccinea)と本種、そして園芸品種などである。

ヒマラヤトキワサンザシは今ではもっとも多く植えられているもので、現在ではピラカンサというと本種をさすことが

多いと思われる。昭和初期にいったん導入されたが、その時は人気が出なかったという。

写真のように果実の時は見事で、枝が赤い実で埋まるようになる。赤い実はあまり鳥が食べないのか、長い間鑑賞する

ことができる。あまりおいしくないのだろうか?

鳥が種子を糞といっしょに落とすので、あちこちで発芽して、野生化しているものもある。

トゲが案外鋭いので、取り扱いには注意が必要である。