南米はブラジル、ボリビアなどに自生する着生ランの一種。

プレウロタリス属は数千種があると言われるランの中でも大きな属だが、

その多くは地味で観賞用に栽培されるのは少ない。その代わり、奇異な

花も多く、熱狂的な愛好家も存在する。本種も幅広の葉の上に花を

咲かせる種だが、花はきれいに左右に整列し、いっけん別の虫か何かの

生物が乗っかっているようにも見える。これが受粉に何か役立つのか

不思議な花である。本種は以前はプレウロタリス属であったが、新しい

分類でアキアンテラ属になったようである。

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