16.07.22 札幌百合が原公園


ラベンダー

                  

   

シソ科ラバンデュラ属 

学名 Lavandula sp.

原産地 地中海沿岸

常緑低木


 ハーブとしてあまりに有名な植物。香料を取るために栽培されるが、日本で

有名なのは北海道は富良野のラベンダー畑である。世界的な生産地はフランス

などの南ヨーロッパで、一面にひろがった紫色の畑は美しい風景をつくりだして

いる。日本へは文化年間に渡来したというが、普及しだしたのは最近である。

日本人の香りに対する嗜好が、時代とともに変化してきている証拠である。

 歴史的に見れば、ヨーロッパでは古代ローマ時代より香料として使われている。

浴湯に浸して、香りを楽しんでいたという。ラベンダーという名も、ラテン語の

「洗う」という言葉から来ているという。

 ラベンダーには多数の種類があり、その中で香料をとる種は主にイングリッシュ

ラベンダーとフレンチラベンダーの系統である。どちらも日本の高温多湿の気候

には合わないようで、あまり普及していない。そのかわりに日本の気候にもあった

他のラベンダーがハーブとして、または観賞用として栽培されている。

 最近は葉が細かく切れ込んだレースラベンダーと言われている北アフリカ原産の

原種をもとに作られた品種も出てきている。