08.4.21 京都府立植物園 (標本)
08.1.24 夢の島熱帯植物館 (模型)
ラフレシア・アーノルディ
別名 ラフレシア
ラフレシア科ラフレシア属
学名 Rafflesia arnoldii
原産地 スマトラ島、ジャワ島
多年草
スマトラ島、ジャワ島に自生する寄生植物。その花は単独のものとしては
世界最大の花として知られている。ラフレシアの仲間は東南アジア地域に
約10種ほど生育しているが、通常ラフレシアの名で呼ばれるのは最大級の
本種である。ラフレシアは巨大な寄生植物で、寄主はブドウカズラなどの
ブドウ科のつる性植物である。花の大きさは径70センチ以上になり、それ
だけの植物が育つ寄主も巨大な植物である。株は葉などを欠き、地面から
直接花を咲かせるように見える。花弁状に見えるのは5枚のがく片で、多肉質。
花からは強烈な腐臭がするという。それによって、ハエなどを引き寄せ、
受粉に利用する。雌雄異株。花の寿命は短く、数日で腐ってしまうという。
雌株は花後、大きな果実をつけ、それをゾウが踏み、ゾウの足裏について
種子が運ばれると言われている。アジアゾウが減少している今、ラフレシアの
将来も心配されている。