08.5.21 京都府立植物園
レダマ
マメ科レダマ属
学名 Sparitium junceum
原産地 地中海沿岸、ヨーロッパ南西部
常緑低木
地中海沿岸やヨーロッパ南西部が原産の2〜3メートルの低木。
現地では綱などに用いられる繊維植物で、日本へはすでに江戸時代初期に
渡来した記録がある。日本では主に観賞用に栽培されていたようである。
レダマの和名は、同じマメ科で北アフリカ原産のレタマ・モノスペルマに
由来するという。
細長い緑色の茎をもつ植物で、葉は小さくまばらにつくため目立たず、
ほとんど茎だけの植物に見える。花は鮮やかな黄色の蝶形花で、芳香が
ある。
ちなみに日本に自生するサクラソウ科のクサレダマは、本種に花色が
似て草状だからということで名前がついているという。