11.3.20 京都府立植物園
12.3.29 京都府立植物園
レンプクソウ (連福草)
レンプクソウ科レンプクソウ属
学名 Adoxa moschatellina
原産地 北海道〜本州(近畿以東)、北半球の温帯
多年草
林内の地面に生える植物で、草丈の低い植物である。葉は2回3出複葉で
羽状に切れ込む。葉色は明るく、林床をやさしく覆っていた。花茎を直立させ
黄緑色のごく小さい花を咲かせる。この植物を知っていなければ気付かない
ような花である。中央に咲いた花を囲むように4輪花が固まってつくため、
おめでたいという意味で「連福草」の名がついているが、学名の「Adoxa」は
「何の取り柄もない」という意味だという。日本と外国では感じ方が違うよう
である。以前の分類では1科1属1種の植物だったが、新しいAPG分類に
なってあらたにスイカズラ科からニワトコ属とガマズミ属が入ってきたため
いきなり兄妹が増えた感じである。