06.3.8 神奈川県立フラワーセンター
08.10.12 筑波実験植物園
08.10.12 筑波実験植物園
レタス
別名 チサ、チシャ
キク科アキノノゲシ属
学名 Lactuca sativa
原産地 ヨーロッパ中部、地中海沿岸〜小アジア
一年草
日本では特にサラダには欠かせない野菜となっているレタスである。
エジプトでは紀元前4500年ごろには既に利用されていた歴史の古い野菜である。
しかしこの頃のレタスはまだ非結球のもので、現在のような結球性のものが
開発されたのは16世紀ごろのヨーロッパだという。中国には600〜900年ごろ
に入り、茎が肥大し食用になる独特の「茎レタス」が発達した。日本へは奈良時代に
非結球性のレタスが入り、畑から必要な時に葉をかき取って利用したために
「カキチシャ」と呼ばれていた。現在主流になっているのは結球性の「玉レタス」
だが、最近は写真上のようなサニーレタスと言われる非結球性のものが人気がある。
レタスの原種はヨーロッパ中部から小アジアにかけて自生するL. serriolaだと
言われているが、じっさいは同じ地域に自生している他の野生種などの血も入って
いるらしい。