04.4.30 神代植物園
ロサ・ギガンティア
バラ科バラ属
学名 Rosa gigantea
原産地 中国南部、ミャンマー
落葉低木
現在のバラの品種の重要な原種の1つ。 花弁の先が尖っており、現在のバラの
剣弁の由来のもとになっている。 花弁の先が尖っているように見えるのは、花弁の
両側が反対側に巻き込んでいるからである。 よい芳香もあり、現代のティーローズ
はこの種の血を濃く引き継いでいると言える。 中国南部からミャンマーにかけての
原産で、こう考えてみると、バラというとヨーロッパのイメージが強いが、案外中国
などの東洋の血が入っているのに気づく。
花は白の一重だが、大輪で芳香もあり、原種ながら観賞用としても充分価値のある
バラだと思う。