02.4.3 東京都薬用植物園


リュウキュウアイ (琉球藍)

 

 

キツネノマゴ科リュウキュウアイ属

学名  Baphicacanthus cusia

原産地 鹿児島以南〜沖縄、台湾、中国南部、インドシナ半島〜インド

多年草


 日本では鹿児島県以南の暖地で栽培される染料植物として知られる。

英名は「Assam Indigo」。全草からインジゴ成分を取り出し、藍色の

染料に使われる。日本ではタデ科のアイが藍色原料としてよく使われるが、

世界の熱帯地方では本種が使われていた。どちらも人工染料の登場に

より廃れていった。この植物から採れるインジゴ成分は薬用にも使われ、

沖縄では皮膚炎、虫よけ、水虫の治療などに使われたという。