03.5.25 筑波実験植物園


リュウキュウバショウ (琉球芭蕉)

   

別名 イトバショウ

バショウ科バショウ属 

学名 Musa liukiuensis

原産地 沖縄(沖縄島、石垣島、与那国島)

多年草


バショウの仲間は大型の木のような体になるが、実は草である。 地上に出ているのは全て葉と葉柄で、

本当の茎ではない。 これを偽茎または偽稈という。 フルーツとして有名なバナナもこの属である。

リュウキュウバショウは別名イトバショウともいい、その植物体から繊維をとる目的で栽培される。

沖縄の名産品として有名な芭蕉布の原料である。 沖縄に自生するとされているが、ジャワ原産だとも言われている。

古代に、東南アジアから持ち込まれた可能性もある。 実用植物であるが、花はピンク色でなかなかきれいである。