14.12.4 咲くやこの花館
サガリバナ
サガリバナ科サガリバナ属
学名 Barringtonia racemosa
原産地 鹿児島県(奄美大島、徳之島)、沖縄県(沖縄島、宮古島、石垣島
西表島、与那国島)、台湾、中国南部、アフリカ東岸部、東南アジア
太平洋諸島
常緑小高木
熱帯のマングローブ地帯の背後の湿地などに生える常緑樹。
しばしば群生して生育しているという。海岸植物の特徴として
広い生育範囲をもち、日本でも奄美諸島を北限として自生して
いる。長い花茎を下垂させて咲かせ、白いしべを多く生やした
独特の花を穂状に咲かせる。この様子からサガリバナの和名が
ついている。花は夜に咲くので、植物園ではなかなか見られない
花であるある。果実は繊維質で水に浮き、海流によって運ばれる。
果実や樹皮には毒が含まれ、つき砕いて魚毒漁に使われるという。