03.3.5 新宿御苑
03.3.5 新宿御苑
サンシュユ (山茱萸)
別名 ハルコガネバナ、アキサンゴ、サワグサ、ヤマグミ
ミズキ科ミズキ属
学名 Cornus officinalis
原産地 中国、韓国
落葉小高木
春早く、黄色い花を枝いっぱいにつけ、鮮やかに人の目をひきつける。
これを見ると春も間近を知り、とても嬉しくなる。つい毎年撮影してしまう。
花の1つ1つはとても小さいので、撮影は相変わらず苦労する。
もともとは実を薬用として、江戸時代に渡来した。享保年間(1722年ごろ)
のことである。しかし現在は観賞用としてすっかり地位を得てしまった。
花はよく見ると、ミズキ科の特徴がよく出ている。同科のハナミズキや
アオキなどとも比べてみるとよくわかる。丈夫で、乾きすぎないところならば、
よく育ち、立派な庭木になる。写真のものは新宿御苑のだが、ここは池の縁に
大きな数株が植えてあり、見事だ。小石川植物園にあるものは、梅園の中に
植えてあり、時期になると紅白のウメの中に鮮やかな黄色の対比を見せて、
これもたいへんすばらしい。