13.3.20 筑波実験植物園

13.3.20 筑波実験植物園


サルコカウロン・ヘレー

 

 

フウロソウ科サルコカウロン属

学名  Sarcocaulon herrei

原産地 南アフリカ

落葉低木


 南アフリカの乾燥地に自生する植物。太く肥大した枝をもち、そこから

枝の様子とは裏腹に繊細に切れ込んだ灰緑色の葉を出す。枝は固い表皮を

もち、白っぽい色合いで骨を思わせるものである。葉が落ちた後は鋭い

トゲとなって残る。見た目はいかにも過酷な砂漠の環境に適した荒々しい

ものだが、実は園芸栽培されるゼラニウムなどと同科で、花は薄い紙質の

優しい白色の花を咲かせる。印象とのギャップの激しい植物で、多肉植物

愛好家に人気のある植物である。