06.8.1 大阪府 鶴見緑地

05.5.19 新宿御苑

09.3.3 沖縄県 名護市


サトウキビ (砂糖黍)

  

  

別名 カンショ

イネ科サトウキビ属

学名  Saccharum officinarum

原産地 ニューギニア

多年草


 熱帯地方で砂糖の原料として栽培される大型の多年草。高さ2〜4m

ほどにもなり、その太い茎から糖分を含んだ汁を搾りだし、砂糖にする。

現在の世界の砂糖の主要な原料であり、熱帯各地で広く栽培されている。

原産地は以前はインドと言われていたが、今ではニューギニア起源説が

指示されている。紀元前8000年ころにはすでに作物化されていたと

見られ、その後世界の熱帯地方へと広まっていった。広まっていった

各地で現地の野生種と交雑を繰り返し、現在の種になったと言われている。

年間の平均気温が20℃以上ないと生育できないため、日本では種子島以南

で主に栽培されている。最近では、砂糖を取り出した後の液体である

「廃糖蜜」をアルコール原料とし、自動車用の燃料にする研究も行われて

いる。すでに燃料用サトウキビの栽培を始めているところもあるという。