03.3.18 小石川植物園

03.3.18 小石川植物園


シキミ (樒)

     

別名 ハナノキ、ハナシバ

マツブサ科シキミ属 

学名 Illicium religiosum

原産地 本州(宮城、石川県以西)、四国、九州、沖縄、朝鮮(済州島)、中国、台湾

常緑小高木


 冬でも艶やかな葉をつけ、仏前によく供えられる植物。

早春にさく花はそれほど派手ではないが、良い香りがする。

和名のシキミは、毒のある種子を出す実から、「悪しき実」からついたという。

毒は実だけでなく、全体にアニサチン、シキミン、イリシンなどのけいれん毒を

含む。墓前に植えられるのも、その有毒成分を利用して、墓を荒らす動物から

守るためだったという。以前の分類ではシキミ科となっていたが、新しい

APG III分類法ではマツブサ科に含まれるようになった。