05.3.21 神奈川県立フラワーセンター


シクラメン

 

 

別名 カガリビバナ、ブタノマンジュウ

サクラソウ科シクラメン属 

学名  Cyclamen persicum cv.

原産地 栽培種

多年草


 原種は地中海沿岸地域に生育するシクラメン・ペルシカム(C. persicum)で、

それを園芸化したものが今日のシクラメンの園芸品種群である。ペルシカムは

個体変異の多い種で、現在の多種多彩な品種群はほとんどこの1種からできている。

原種は山草的雰囲気のある野草だが、現在の品種はより大きく花付きがよく、

豪華な鉢物へと改良されている。花色は赤から白までの花色だが、最近は黄色み

がかったものも出てきている。下向きの花の花弁は、よじれるもの、フリルが

あるもの、細かい切れ込みがあるものなど様々で、豪華さをいっそう増している

ようだ。大きく豪華な鉢物が、冬の花屋の店頭を彩るが、最近はガーデンシクラメン

といって、小型なかわりに花壇などに植えて楽しむ新しいものも出てきている。

ヨーロッパで改良されたものは夏の暑さに弱く、通常は夏を越さず枯れてしまう

ことが多いが、原種に近い性質のガーデンシクラメンでは多年草化するものもある。

 シクラメンは長い間サクラソウ科に分類されていたが、近年提唱された新しい

DNA解析によるAPGという分類法ではヤブコウジに近い仲間ということがわかり

ヤブコウジ科に移入することとなった。しかし最新のAPG IIIという分類では再び

サクラソウ科に含まれるようになった。それによって逆にマンリョウなどの

以前からヤブコウジ科だった植物もサクラソウの仲間になってしまった。