10.7.22 札幌百合が原公園


シナノキ (科の木)                    

 

 

アオイ科シナノキ属 

学名 Tilia japonica

原産地 北海道〜九州

落葉高木


 山地に生える落葉高木で、高さ20mにもなる。花には香りがあり、良質の

ハチミツ原料になるという。花序には一枚の翼状の苞がつき、果実は風にのって

はこばれる。樹皮に繊維があり、その繊維で「科布(しなふ)」という布を作る。

木から布を作るというのは珍しいが、北海道ではオヒョウでアイヌ民族が布を

つくっていた。以前の分類方式ではシナノキ科は独立していたが、最新のDNA

解析を用いたAPG分類方式で、アオイ科に移されるようになった。