11.11.9 筑波実験植物園


シチトウハナワラビ (七島花蕨) 

 

ハナヤスリ科ハナワラビ属

学名  Botrychium atrovirens

原産地 本州〜九州

多年性シダ類


 冬緑性と呼ばれる性質のシダで、夏期は地中で過ごし、

初秋に葉を展開させる。花穂のように見えるのが胞子葉で

この胞子葉を花に見立ててハナワラビの名前がある。

手元の資料には伊豆諸島固有と記されていたが、近年

本州から九州にかけての暖地の海岸地域に広く見られること

がわかったようである。オオハナワラビに似るが、葉の鋸歯

が鈍いのが特徴だという。