09.9.18 筑波実験植物園


シチョウゲ (紫丁花) 

 

 

アカネ科シチョウゲ属

学名 Leptodermis pulchella

原産地 本州(紀伊半島)・四国(高知県)

常緑低木


 本州の紀伊半島と、四国は高知県にのみ産するという低木。

河岸の岩上などに生育し、樹高は70センチほどにしかならない。

葉も小さく、枝は細かく分枝する。花は7〜8月で、筒状で先が

五弁に開いた花を咲かせる。花色は紅紫色。花が美しいことから

観賞用にも栽培される。生育地がごく限られているために

絶滅が心配されており、レッドデータブックでは準絶滅危惧(NT)

に指定されている。同科でよく栽培されるハクチョウゲに似るが

別属に扱われている。