05.9.2 筑波実験植物園

05.9.2 筑波実験植物園


スタンホペア・コスタリセンシス

 

 

ラン科スタンホペア属

学名  Stanhopea costaricensis

原産地 中南米

多年草


 スタンホペア属は中南米に約55種が自生する着生ランの仲間で、奇妙な形の

花を咲かせることで知られている。 通常は、丸いバルブと薄手の葉を一枚つけ

大きめの花を下垂させる。 花の表面はロウ質で、強い匂いがあり、花の寿命は

短い。 この匂いは昆虫の発するフェロモンに似ていて、それに惹きつけられた

ハチがやってきて受粉を助けるのだという。 複雑な花の形は、そのハチの背中に

花粉をつけるための精巧な仕掛けとなっているためである。

本種は手もとの図鑑にもネットにも情報がなく、詳細は不明である。