15.05.08 咲くやこの花館


スタンホペア・チグリナ

     

     

ラン科スタンホペア属 

学名 Stanhopea tigrina

原産地 メキシコ

多年草


 中南米の熱帯雨林に生育する着生ラン。基部に卵系のバルブがあり、着生種にしては薄手の葉を一枚つける。

花は株の真下に下垂し、12cmほどの大きな花をつける。花は種名チグリナの意味となる「虎斑のある」花で、

なんとも奇妙な形をしている。おまけに強烈な甘ったるい香りを放つ。この香りで特定のハチ類をおびきよせて、

受粉させる。この花は長持ちしない。属名スタンホペアは、イギリス王立協会会員のStanhope伯に因む。

栽培する場合は鉢底を大きく開けるか、バスケット植えで吊るさないと花茎が伸びないので、注意が必要である。