03.6.5 日光植物園
03.6.5 日光植物園
ショウブ (菖蒲)
ショウブ科(サトイモ科)ショウブ属
学名 Acorus calamus
原産地 北海道〜九州、東アジア、シベリア、マレーシア、インド、北アメリカ
多年草
水湿地に生える多年草で、水辺に生育する植物の代表種でもある。
全草に香りがあり、5月5日の端午の節句では「しょうぶ湯」として風呂に入れる。
これは端午の節句が男の子の節句であり、ショウブが「尚武」に通ずるとして
用いられている。 また、香りがある根茎は邪気を払う目的でも使用される。
じっさい根茎は薬効成分があり、漢方薬では菖蒲根という名で利用される。
ショウブはよくハナショウブと名前が似ているということで混同される場合が
あるが、両者は類縁のないまったくの別種である。 ショウブはサトイモ科で
あり、ハナショウブはアヤメ科である。 葉は確かに似ているが、写真の花を見ると
違いがわかる。なお、新しいAPG分類ではショウブ科として独立している。