17.07.06 札幌百合が原公園


タカネマツムシソウ   

 

 

スイカズラ科マツムシソウ属

学名 Scabiosa japonica var. alpina

原産地 本州・四国

多年草


 山野の草原に見られるマツムシソウの高山型の変種。

全体的に背が小さく、花が大きく見える。高山型のはこういった

バランスのものも多い。これは、低地のように温度も養分も恵まれないため、

草原ができにくく、丈を高くする必要がないためでもある。高山特有の

強風によるためもある。この仲間のヨーロッパ産のセイヨウマツムシソウの類は、

花の美しさから園芸化されてたくさんの品種が作られている。

日本のマツムシソウは、その美しさから乱獲が進み、絶滅寸前である。 

美しいものはその場にあってこその美しさである。それがわからない文化レベル

の低さは、ただ嘆くばかりである。