08.6.28 神代植物園
02.7.3 小石川植物園
タケニグサ
別名 チャンパギク
ケシ科タケニグサ属
学名 Macleaya cordata
原産地 日本、中国、台湾
多年草
全体の姿は、別名のチャンパギクからもわかるように、エキゾチックな
姿をしており、とても日本の植物には見えないが、れっきとした日本の
植物で、日本では雑草扱いだが、外国では庭園に観賞用に植えられるほど。
タケニグサの名は、竹をいっしょに煮ると軟らかくなるからとか、中空の
茎が竹に似ているからとも言われている。日当たりのよい荒れ地などにはえる。
茎を折ると、橙褐色の汁を出すが、この汁には有毒物質のプロトピンや
ケリレトリンが含まれ、民間で蛆殺しなどに使われたという。
写真下はいつもは目立たないタケニグサの花を、マクロで撮った。
まるで、水生生物のような、神秘的な形をしているのがわかる。
花びらがないように見えるのは、ガクが開花時には落ちてしまうからだ。
似たような草が他に無いので、たいへん見分けやすく覚えやすい植物である。