03.7.15 小石川植物園


タラノキ  

     

     

ウコギ科タラノキ属 

学名 Aralia elata

原産地 北海道〜九州、朝鮮、中国東北部、樺太、東シベリア

落葉低木


新芽をタラノメといい、美味な山菜として知られる樹木。

山野の林の中の、明るい場所に生える落葉低木で、あまり分枝せず1本で

立っていることが多い。 幹にはトゲが多い。

葉は大型の羽状複葉で、葉腋にもトゲがある。 新芽であるタラノメにも

トゲがあるが、トゲがない品種もあり、トゲ無しタラノキとして栽培される。

最近の山菜ブームで、人家の近くのタラノキでは新芽がもがれているのを

多く見かけるようになった。 新芽のもとの部分を残して採れば、また

芽吹くが、全部取ってしまうと芽が出ず枯れてしまう。 それを知らない

人が増えて、枯れ木が目立つ光景が多くなってしまった。 にわかブームの

恐ろしさである。

葉も枝分かれして大きいが、花も細かく枝分かれして、大きな花序に白い花を

びっしりとつける。