12.7.7 明治神宮


タシロラン (田代蘭)

 

 

ラン科タシロラン属

学名  Epipogium roseum

原産地 本州(関東以南)・九州・沖縄、中国(南部)・台湾

    インドシナ・インド・マレーシア・オーストラリア

多年草


 日本では関東以南の暖地の常緑樹林内に生える腐生植物。

腐生植物とは光合成を行わず、地下の菌類との共生関係のみで

栄養を得る植物である。たいへん特殊な植物でおいそれとは

見られない植物のはずだが、このランはなんと東京のど真ん中

明治神宮で見られるものである。名前は日本で最初にこの植物

を発見した田代善太郎氏に因んでいる。明治神宮は神域という

ことで大切に守られているが、このような身近で見られる自然

というのを理解して守っていきたいものである。