05.5.26 神奈川県立フラワーセンター


チチコグサ (父子草)

 

 

キク科ハハコグサ属

学名  Gnaphalium japonicum

原産地 日本、朝鮮、中国

多年草


 人家の近くにごく普通に生える野草の一つ、と図鑑には書いてあるが、

最近めっきり見当たらなくなった植物の一つである。 チチコグサ(父子草)

という名は同じくキク科のハハコグサ(母子草)に対してつけられた名前

だろうが、一方のハハコグサは未だ市街地などで見られるのに対し、こちらは

ほとんど見ることがなくなってきた。 姿が小さく地味なために注意しないと

見落としてしまう植物ではあるが。 最近では同属の帰化植物である

チチコグサモドキや、ウラジロチチコグサのほうが多く見られるようになった。