06.6.24 尾瀬
06.6.24 尾瀬
トガクシソウ (戸隠草)
別名 トガクシショウマ
メギ科トガクシソウ属
学名 Ranzania japonica
原産地 本州中北部
多年草
本州中北部の主に豪雪地帯と呼ばれるような地帯の山地に生える。
尾瀬でも雪解けの谷間に、他の花のシーズンに先駆けてひっそりと咲いていた。
全体的にほっそりとした姿で、茎をのばすと同時に淡紅紫色の花を数輪つける。
細い花柄の先に独特の副花冠のついたスイセンのような可憐な花を咲かせる。
この花は外側の大きな花弁状のものが萼片で、内側の小さいのが花弁である。
日本特産種で、日本人が初めて学名をつけた植物としても有名である。
名前は長野県の戸隠で初めて見つかったことによる。日本の植物学の記念碑的植物
だが、生育地帯は極めて少なく、絶滅危惧種とされるほど希少な花となっている。