06.3.8 神奈川県立フラワーセンター


ツバキ ‘侘助(わびすけ)’

 

 

ツバキ科ツバキ属

学名  Camellia sp.

原産地 栽培種

常緑小高木


 日本の山野に自生するヤブツバキの園芸品種の中で、特異な位置をしめる

のがこの「侘助(わびすけ)」系統の品種群である。数々の品種があるが、

全体に共通する特徴というのが、花が小型であまり開かない、花期が比較的早い、

子房に毛が生えている、種子をつくらないなどの点である。

この品種群は茶道との関係が深く、かの千利休が愛好したと伝えられている。

以来、茶席に置く茶花には欠かせない花となっている。

 主な品種に「一子侘助」「紺侘助」「胡蝶侘助」「数寄屋」などがある。