08.5.21 京都府立植物園


ツバメズイセン (燕水仙)

 

 

別名 スプレケリア、スプレケリア・フォルモシッシマ

ヒガンバナ科スプレケリア属

学名  Sprekelia formosissima

原産地 メキシコ〜ペルー

多年草


 メキシコからペルーにかけての山地に自生すると言われる

ヒガンバナ科の多年草。地下に球根があり、春植え球根植物

として栽培される。以前はアマリリス属に入れられていたが

現在はスプレケリア属として独立しており、一属一種の珍しい

ものとなっている。花形が、通常の単子葉植物のユリやアヤメ

のように放射相称ではなく、ランのような左右相称になって

いるのが特徴で、側花弁が左右に翼を拡げたような形から

ツバメズイセンの名がついているようである。丈夫な性質で

花壇などに植えられ、戦前から栽培されている。アマリリス

属するヒッペアストルム属とは近縁で、属間交配種も生まれて

いる。