全体に線毛が生えべたべたする。　この毛に小さな昆虫がついて動けなくなって

しまうため、食虫植物の仲間に入れる説もある。　タビビトナカセ、アクマノツメ

などの名は、果実に鋭い爪があり、それが迫力があるからである。　じっさいは

その爪は動物にひっかけて種子を運んでもらうためのものだが、どんな動物がもって

行くのだろう。　あまり知られていない植物だが、花は大輪で色も複雑。　

観賞価値も充分あると思われるが、花壇に植えられるということはないようだ。

まだ柔らかい若い果実はピクルスとして食用にもなるという。