16.09.14 自然教育園


ツユクサ (露草)

     

     

別名 アオバナ、ボウシバナ

ツユクサ科ツユクサ属 

学名 Commelina communis

原産地 北海道〜沖縄、朝鮮、中国、ウスリー、樺太

一年草


 日本全国、ふつうに見かける雑草の一つ。花は午前中に咲き、午後にはつゆのように

無くなってしまう。それゆえツユクサの名がついたのだろう。花の真ん中にある黄色い葯は

花粉のように見えるが、実は飾りで、花粉に見せかけて虫を引き寄せるための細工である。

花弁は三枚あるが、二枚だけが青く色づき目立つ。ツユクサの花の青さは、小さいながら色鮮やかで、

美しい。この花の汁は染め物の下書きつかう染料になる。今では品種改良されて花びらが大きくなった

オオボウシバナが栽培されている。このオオボウシバナは観賞用に栽培してもいい花である。