09.2.16 東京ドーム
チュウゴクシュンラン (中国春蘭)
ラン科シュンラン属
学名 Cymbidium forrestii
原産地 中国
多年草
中国に自生するランの仲間の一種。日本に自生するシュンランと非常に
よく似ていて、同種とする意見もある。花の違いはほとんど無いと思われる
が、花に芳香がある点が違うようである。日本のシュンランよりはるかに
古い栽培歴があり、品種数も多いという。鑑賞の基準も日本のシュンランとは
若干違い、内側の花弁が「兜」と言われる肉厚になるものなどが珍重される
ようである。日本のシュンランには葉物といって、葉に斑模様が入るものが
多いが、中国春蘭にはほとんど葉物が無いのも特徴的である。東洋ランとして
扱われる園芸分野の重要な種の一つで、この種に限られたことではないが、
以前は大変高価なものとして扱われていた。現在では増殖が計られ、親しみ
やすい園芸植物となっている。香りがあるという点で人気のある花である。