16.06.09 東京都薬用植物園


ウイキョウ (茴香)


                             

別名 フェンネル

セリ科ウイキョウ属 

学名 Foeniculum vulgare

原産地 ヨーロッパ

多年草


 江戸時代から知られる薬用植物だったが、最近のハーブブームで、フェンネルと

して有名になった。背丈が2メートルにもなる大型の多年草で、葉はニンジンを

さらに細かくしたような繊細なもので、茎の根元が肥大化する。

秋になると黄色い小花を傘型に咲かせる。花を見るとセリ科というのことが

容易に判別できる。ウイキョウ(茴香)の名は、中国で魚の匂いを回復させる

ということからついたという。ヨーロッパでは古代より知られたもっとも有名な

ハーブの1つで、家庭で常備されるべき植物だと言われている。

食用として種子、葉、茎、根が利用でき、特に脂っこい食事の消化を助けるために

用いるという。m飽食の古代ローマ人が特に好んだことでも知られている。