17.08.13 筑波実験植物園
ウミショウブ
トチカガミ科ウミショウブ属
学名 Enhalus acoroides
原産地 沖縄県・太平洋、インド洋沿岸の熱帯〜亜熱帯地域
多年草
日本では沖縄県などの、海の入り江の浅い海底の砂地に生える水草である。
葉は幅1〜2cmで、長さは50〜150cmほどになる。その細長い葉をショウブに
例え、ウミショウブの名がある。雌雄異株で、夏の大潮の日を中心に開花する。
雄花は水中で身体から離れ、水面に浮かび上がると開く。そのまま海流に乗って
雌花に向かう。雌花は水面に上向きに咲かせ、流れてくる雄花をキャッチして
受精する。水中生活に適した見事なものである。