03.4.4 小石川植物園
ウラシマソウ (浦島草)
サトイモ科テンナンショウ属
学名 Arisaema thunbergii ssp. urashima
原産地 北海道(日高、渡島)、本州、四国、九州(佐賀県)
多年草
地下に塊茎があり、山地の林床にはえる多年草だが、その名前のユニークさでよく知られる植物である。
浦島草とは、花の中の花序の先端がのびて糸状になり、それが長くまるで釣り糸を垂れているように見えるので、
釣りをする浦島太郎にちなんで、ウラシマソウと名前がついた。 いい名前のつけかたである。
花が咲いている状態の全体のバランスがよく、観賞的によい。 絵になる感じである。
そのせいか、花の不気味さも、ユニークな花として肯定的に受け取られるようだ。